6月10日からブログがだいぶ開いてしまいました。。
緊急事態宣言が解除になってからは、国内の新ホテルをめぐっていました。 そのあたりのお話はおいおい……。 昨日、フィジーのとあるリゾートのGMから寄付のお願いのメールがきました。 観光立国のフィジーにとって、新型コロナによる失業の影響がかなり深刻な状況だそう。 フィジーのホテル業界はまだ完全にシャットダウンされたまま。 人口の37%がホテル業に携わっていて、かつ、多くのホテルが従業員を抱えきれずにやむなく解雇しているそう。 ここで集めているのは、”食べ物を買うため”のお金だというのです。 「こういうメールを送るのは不本意だけれど…」というGMの言葉に、やるせなくなりました。 一方、7月15日から北米経由のパリ線が復活したタヒチ。 出発3日前のPCR検査がマストで、滞在4日目に自己検査するという条件付きです。 インターコンチネンタルのPRの方からいただいたメールは、フィジーとは対照的でした。 「本当にツーリストは来るのだろうか⁉ とても懐疑的だったのですが、 なんとフランスとアメリカからどんどん観光客が入ってきます。 もちろん、今までの夏(満室続き)に比べると、全然ダメです。 しかしモアナなんて、今週は6割近い稼働率なのです。 驚いたのはプライベートジェットの利用率の上昇です。 2~3週間のロングステイも伸びています」 タヒチは感染者がゼロであること、 独立型の水上ヴィラなど、ソーシャルディスタンスが保たれているという点からも、 タヒチが選ばれているのでは? との、考察でした。 アフターコロナの旅行業のカギを握るのはラグジュアリー層だという記事をいくつか読みました。 今後、航空運賃が上がるだろうという見解も、聞こえてきます。 しばらくは、海外旅行は手が届かない、贅沢なものになるかもしれません。 でも「古事記」や「万葉集」、「東海道中膝栗毛」などにも旅が描かれているように、 旅への欲求や憧れは、本能からのものなのだろうな、と。 もう少し、がまんをしてやり過ごせば、ふたたび旅が自由にできる時代が来るだろうと、 料金は一時的にあがっても、また落ち着くだろうと、 そんな希望的観測を抱いてやまないのです。
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古関千恵子ビーチライター。 アーカイブ
5 月 2022
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